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MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを陸マイラー的視点で見ると?

私がMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(以下MUFGプラチナカードと呼称)を発行したのは3年前なので、まだ陸マイラー活動も始めていない頃でした。インビテーションが必要ない(自分で申し込むことができる)プラチナカードで年会費が20,000円(税抜)というところとカードフェイスにまず魅かれました。

公式サイトの画像ですが、実物はもう少し黒味がかっているように思います。ブラックとシルバーで構成されたシックなカードフェイスです。

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年会費21,600円は高いか?安いか?

家族カード1枚は無料で発行可能

年会費は税込みだと21,600円ということになります。これが高いか、安いかということについては個人差があると思いますが、私自身は決して高いとは思っていません。その理由の一つに家族カードの存在があります。家族カードは1名が無料で、2人目からは1名につき3,000円(税抜)が必要です。つまり夫婦で所持する場合には追加料金が必要ないのです。

デュアルスタイルという選択肢

アメリカン・エキスプレスは使える場所が少ないとよく言われます。日本国内ではJCBと提携しているため、JCBが使えるところならほとんど使えるはずですが、VISAやマスターと比べると使い勝手がよくないという場面はあると思います。そういう時に役に立つのがデュアルスタイルという選択です。デュアルスタイルというのは、MUFGプラチナカードに追加で「JCB」「VISA」「マスター」のいずれかのゴールドプレステージカードを発行することです。

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デュアルスタイルだと、カード使用で付与されるグローバルポイントは合算して使うことができます。また本来10,000円の年会費が2,000円に割り引かれます。初年度の年会費は無料で家族カードも無料で発行できます。

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デュアルスタイルで「VISAカード」か「マスターカード」選択すれば使える場所が少ないという弱点はカバーできます。夫婦でプラチナカードとゴールドプレステージカードを持って年会費は23,760円(税込)です。一人につき11,880円のコストになります。

プライオリティ・パスが無料で発行できます

プライオリティ・パスを使えば、航空会社や搭乗クラスに関係なく世界1000か所以上の空港ラウンジを利用することができます。

世界に広がるラウンジ・ネットワーク | プライオリティ・パス

実はプライオリティ・パスには3つのグレードがあります。スタンダードでは1万円以上の年会費が必要になるのにラウンジ1回の利用につき27ドルが都度必要になります。スタンダード・プラスでは10回ラウンジの無料利用ができますが249ドルという高額な年会費が必要になります。回数制限のないプレステージでは年会費が399ドル(今なら日本円にして45,000円程度必要でしょう)と驚くべき金額になります。しかも同伴者は有料です。

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プライオリティ・パスで利用できる海外空港ラウンジは、国内のカードラウンジのようなものだけではなく、軽食やアルコールなども楽しめるラウンジが含まれます。アメックスゴールド祭りに参加した方はご存知だと思いますが、アメックスゴールドカードに付いてくるプライオリティ・パスは2回の無料利用が可能なスタンダードとスタンダード・プラスの中間のような特殊なものです。それに比べるとMUFGプラチナカードに付いてくるのはプレステージカードですからお得感があります。また、MUFGプラチナカードの場合は家族カードにも無料でプライオリティパスが付いてきます。もし夫婦でプライオリティパスを格安で発行したいと考えるなら、MUFGプラチナカードは間違いなく選択肢の一つとなるでしょう。

プラチナ・グルメセレクションで豪華な食事を

プラチナ・グルメセレクションというのは、MUFGプラチナカードに付随するサービスで、対象のレストランおすすめのコースメニューを2名以上で予約すれば1名分が無料になるというものです。二人で行けば半額になるわけですからこれもお得なサービスですよね。対象のレストランは下のリンクから確認できます。

プラチナ・グルメセレクション

注意点は、居住地によっては利用できる店舗が少ない点と、対象レストランはどこもそれなりの高級店ですが、個人的な感想として玉石混交的なところがあるので、しっかりと各種口コミなどで下調べ(おすすめメニューの元値がそもそも高く設定されていないか等)をして予約した方がいいという点です。

また、予約は希望日の3日前までに済まさないといけませんし、同じレストランを利用できるのは半年に1回で、支払いはMUFGプラチナカードで行うことという制限もあります。

プラチナ・コンシェルジュサービスについて

コンシェルジュサービスはMUFGプラチナカードの売りとして前面に押し出されている感がありますが、気を付けたいのは本当のプラチナカードやブラックカードに付随するようなサービスと混同してはいけないという点です。例えば「ライブなどの入手困難なプラチナチケットを予約してほしい。」「超人気店のレストランを特別に予約してほしい。」などという要求には応じてくれないということです。プラチナ・コンシュルジュサービスとして例示されている内容に沿って、無理のない範囲の要求に応じてくれるサービスだと考えてください。ちなみに旅行に関するようなものはツアーデスクに、ライブなどに関してはチケットデスクに回されるか電話番号を教示される程度だと思っておけば間違いありません。しかしながら下記のような内容だけでも、特に海外などでは心強いのではないでしょうか。

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ツアーデスクについて

ツアーデスクは私の経験では親切に対応してくれます。繁忙期の京都に急遽宿泊しなくてはならなくなった時に、他の予約サイトでは全く空きがなかったのですが、MUFGプラチナカードのツアーデスクがあっさりとホテルを押さえてくれたことがありました。同様のケースでうまくいかないこともありましたが、けっこう親身に相談に乗ってくれました。意外性はあるので、ホテル予約の選択肢の一つとしては興味深い存在だと思います。

海外旅行傷害保険について

カードに付帯する保険の一つとして海外旅行傷害保険があります。一番利用する可能性が高い傷害・疾病による治療限度額は200万円とやや物足りない金額ですが、この金額は自動付帯の他クレジットカード分が合算可能なのでカバーできると思います。

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獲得ポイント(グローバルポイント)のマイル移行について

カードのショッピング利用1,000円につき1ポイントの基本ポイントが付与されます。これは基本ポイントで、長期カード利用者の優遇特典やアニバーサリー月などでもらえるポイントが増加します。

また貯まったポイントは日本航空、シンガポール航空、大韓航空のマイルに換えることもできます。参加年会費や手数料、移行上限ポイントを考えるとシンガポール航空一択になってしまいますが。手間を惜しまないという人にはジザイルカードを併用した裏技があるようです。私はジザイルカードは持っていますが、手間は惜しむタイプなので。しかし、移行方法が郵送のみとはアナログ過ぎるのではないでしょうか。

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陸マイラー的視点で見たMUFGプラチナカード

家族カード1枚が無料で発行でき、プライオリティ・パスも無料で付いてくる点はポイントが高いと思います。また、海外でトラブルに遭遇した際も一定の対応が期待できるコンシェルジュサービス、海外旅行の際のスーツケース無料配送、防寒具預かりサービス、国内空港のカードラウンジサービスなど夫婦での海外旅行が多い人には十分魅力的なサービスを備えたカードだと思います。

国内だとプラチナ・グルメセレクションに魅力を感じるかどうか、このクレジットカードを所有すること自体に魅力を感じるかどうかという点が大きいかと思います。私は優等生的なバランスのいいクレジットカードだと評価しています。

 

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