Life=Risk

コロナに負けないで人生を楽しむ方法を模索するブログです。

ユナイテッド航空のビジネスクラス(関空発UA150便)でグアムに行って考えたこと

2019年9月16日から9月19日の日程でグアムに行って来ました。いつものようにANAのマイルを使って、同じスターアライアンスのユナイテッド航空の特典航空券を発券しています。

前回(2019年5月)は中部国際空港でしたが、今回は関西国際空港を利用して往復しました。前回はステータスマッチを利用して期間限定ながらユナイテッド航空の上級会員になっていたので往復共にエコノミープラスにアップグレードしてもらったのですが、その効力も切れ、今回はどうしようかと悩みました。

ユナイテッド航空のグアム便のエコノミー席はシートピッチが狭く快適とは言えません。3時間半程度のフライトなので我慢できないということはありませんが、できれば少しシートピッチが広いエコノミープラスを利用したいところです。

ユナイテッド航空グアム便の座席と傾向

ユナイテッド航空のグアム便(ボーイング737-800)を利用して気付いたのは、とにかく機体後方のエコノミークラスに乗客を押し込む傾向があるということです。パックツアーの乗客なのか、追加料金を払ってまでエコノミープラスを選択する人が少ないのか不明ですが、エコノミープラス席は比較的空いているのに、エコノミークラスはぐっつりという光景を見ることが多いように思います。

 

エコノミークラスのシートピッチは約74cmとピーチやジェットスターといった国内LCCより約2cm広いだけで身長180cm弱の私にとってはかなり窮屈に感じます。そのため周囲に人が密集すると、快適性がかなり損なわれます。後方に人がいればリクライニングを使うことは難しいです。

 

一方エコノミープラスはシート幅こそエコノミーと変わりませんが、シートピッチが約84cmとエコノミーより10cmほど広いため窮屈さはかなり解消されます。また、エコノミー席より空いていることが多いため、あまり人が密集しておらず気分的にも楽だと思います。

 

ユナイテッド航空は席の移動に関してはビジネスライクで、空席はエコノミープラス席などの値段が高い席であることが多いため、搭乗後でも追加料金を払えば移動してもいいよというスタンスのようです。

往路のUA150便はビジネスクラスにしました

往路はエコノミークラスに空きがなく、不可抗力的にビジネスクラスを選択しました。エコノミーに比べると1人1万マイル余分に必要になるため悩ましい選択でしたが、空席がないので仕方がありません。最終的に1A、1Bという席を選びました。

 

復路はエコノミークラスに空きがあったためエコノミーを選択し、悩んだ挙句に追加料金を支払ってエコノミープラス席にしました。エコノミープラス席の最前列7A、7Bを選びました。追加料金は2名で12,706円でした。

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ビジネスクラスのサービスやシートについて

関西国際空港のユナイテッド航空のカウンターでは、まず航空券の発券と荷物を預ける段階で差別化があります。ビジネスクラスの乗客はプレミアアクセスという優先カウンターが使用できます。出発の2時間半位前に空港に到着すると、ちょうど私達が搭乗するUA150便の受付が開始する時間でした。

プレミアアクセスのカウンターは1つで私達の前の搭乗客にトラブルがあったようで、10分くらいは待ったように思います。この時エコノミーのカウンターは空いていたためそちらの方が早かったかもしれません。

保安検査も優先レーンが使用できると説明されそちらを使用しましたが、一般レーンもさほど混んでいる様子がなかったため、たいした時間短縮にはなっていないと思います。

 

航空券の発券の際に、関西国際空港にはユナイテッド航空のラウンジ、ユナイテッドクラブがないため各航空会社の共通ラウンジの飛鳥ラウンジを案内されました。入場用のチケットを渡されそのチケットと航空券を提示してラウンジに入ることになります。

恐らくANAラウンジも利用可能と思いますが、今回の搭乗口から離れているし混んでいることが多いという噂なので選択肢には入れませんでした。

 

今回指定されたUA150便の搭乗口は北ウイングの10番搭乗口でした。ウイングシャトルという自動運転の電車(厳密にはエレーベータ等と同じ扱いらしいですが)で先端駅まで移動する必要があります。

飛鳥ラウンジは10番搭乗口の直近で、ラウンジから搭乗口は数十秒なので位置的には最高の場所です。

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飛鳥ラウンジの入口です。各航空会社の共通ラウンジであることが示されています。

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ラウンジ内は空いていました。下の画像の右奥がフードコーナーでパン、お寿司、スープ、ハム、チーズ、ケーキといった軽食や各種ドリンク、アルコール類が置かれています。種類は多くありませんが十分だと感じました。

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搭乗後ランチの提供があるため、ラウンジではラテとケーキをいただきました。ゆったりと搭乗を待つことができよかったです。

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この日のUA150便は関西国際空港を定刻の午前11時過ぎに出発しました。ビジネスクラスがほぼ満席ということで、シートの写真を撮る余裕がありませんでしたが、ビジネスクラスとは言え、フルフラットではなくJAL国内線のクラスJ程度のシートです。フットレストが付いていましたが、CAさんに使わないでくれと頼まれました。

 

飛ぶ前にコックピットの様子が見えるのがいいですね。

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モニターも一応ありますが、あまり大きくはないです。フライト前の説明がスパイダーマンバージョンでした。

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スリッパと毛布が用意されています。毛布はエコノミークラスにもあります。

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飛ぶ前にウェルカムドリンクの提供がありました。私はアルコールをほとんど飲まないし、この後グアムで運転する予定があったのでジンジャーエールにしました。

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しばらくするとアーモンドの小袋が。ちょっと湿気った感じがしましたが、これがデフォルトなんでしょうか。

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食事の時にもドリンクサービスがありました。コーヒーをいただきました。

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機内食は2種類、フィッシュとチキンです。ワインを勧められましたがもちろん辞退しました。

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味は可もなく不可もなくといった印象です。

復路(UA151便)のエコノミープラス席について

帰国は午前7時過ぎにグアム空港を出発する早朝便です。2時間ほど前に空港に到着しましたが、ユナイテッド航空のグループ客のカウンターは混んでいたものの個人客用のカウンターはガラガラでした。保安検査場も空いていてすぐに制限エリアに入場できました。私のケースでは、プレミアアクセスがあってもなかっても全く違いはないと感じました。

 

早朝便の時間帯でも制限エリアのショップはオープンしているためショップを見て回り、少し時間があったのでプライオリティパスを使ってサガンビスタラウンジに入りました。

サガンビスタのレトロな雰囲気が好きです。このラウンジはあまり近代的に改装しないでほしいような気がします。

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前回来訪時には利用できなくなっていたスペースも解放されラウンジは空いていました。

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サガンビスタと言えば自分で作るホットドッグですね。とにかくソーセージが美味しそうなんですよ。

軽食ですがフードは十分だと感じました。アルコールもあります。自分が飲まないので申し訳ないですがよく確認してませんけど。

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グアム国際空港にはユナイテッドクラブもあり、そちらの方がサガンビスタより搭乗口に近いというメリットはあるものの、それ以外のアドバンテージは感じません。グアムの空港は大きくないので近いと言っても移動時間で言えば2~3分の違いだと思います。

 

待ち時間はあっという間に終わり搭乗開始の時間になりました。

私が選んだのは下の画像の7Aと7Bの座席です。7Cは選択できないようになっていたため、ブロックされていたのではないかと思います。

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写真はありませんが、足元には十分なスペースがありました。使い捨てのスリッパも持参していたため、シート自体の快適性は違うものの、3時間半のフライトではビジネスクラスもエコノミープラスも特筆するような差はなかったです。なにしろ復路は疲れて大半寝て過ごしてましたから。

 

復路の機内食のフライドライスバージョンです。フライドライスはあっさりした味付けですが嫌いではありません。結局ちょっとジャンクなものが好きなんですね、私は。

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果たしてグアム便のビジネスクラスを選択する必要があるのか?

同じ料金、同じマイルなら当然ビジネスクラスを選択します。しかし、ANAのマイルでユナイテッド航空の特典航空券を発券するためにはビジネスクラスだと片道1万マイル多く必要です。

エコノミーだと往復2万マイルで済むところが、ビジネスクラスだと往復4万マイル必要になります。もう2万マイル出せばローシーズンのハワイにビジネスクラスで行くことも可能だし、4万マイルあればエコノミーならグアムに2往復できます。

3時間半という短いフライト時間、機材、サービスの質などを考えると、絶対にビジネスクラスでなければという感じでもないように思います。

私は時間(休暇)さえあれば年に何度も旅行に行きたいタイプなので、4万マイルあればエコノミーで2往復の方に心が傾いてしまいます。

 

一方で旅を楽しむという点では往路のビジネスクラスは悪くない選択だったとも感じています。ビジネスクラスはやはり特別感があって旅行気分が盛り上がるし、体力の温存という点でも搭乗口に近いラウンジや快適なシートは有効です。

復路はどうせ疲れて寝てしまうのでエコノミープラスで何の問題もありませんでした。

 

お金やマイルにかなり余裕があればグアム便のビジネスクラスもいいですが、そうでないなら飛行機はエコノミーにして滞在費にお金を回した方がよいと個人的には思います。

中長距離便のエコノミークラスは厳しいものがありますが、グアムくらいの短距離便ならエコノミークラスでも特に問題はないと感じるからです。

 

ビジネスクラスを体験したい方は往路のビジネスクラスをお勧めします。復路はグアム国際空港規模の空港ではビジネスクラスのメリットを感じにくいように思います。

グアムはビーチリゾートとしての規模こそハワイに劣りますが、その代わりに移動時間が短く時差が1時間しかないため小さな子供さん連れでも十分楽しむことができ、比較的治安のよい貴重な海外リゾートです。

ぜひ一人でも多くの方に訪れて楽しんでもらいたいと思います。

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