Life=Risk

コロナに負けないで人生を楽しむ方法を模索するブログです。

UA902 成田-ホノルル便、ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラスのベストな席について考えてみました

久しぶりの国際線ビジネスクラスでした

2018年1月20日、ユナイテッド航空の成田空港→ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港)便に搭乗しました。UA902便のユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラスです。搭乗前は久しぶりの国際線ビジネスクラスに期待が高まっていましたが、搭乗後にはいろいろ考えさせられる結果となりました。

UA902 ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラスの座席について

私と妻のシートはユナイテッド航空902便(ボーイング777-200)のユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラスの最前列(06列)のKJでした。私が窓側(K席)、妻が通路側(J席)です。我ながらいい席が指定できたと思っていました。

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それでは簡単に座席の様子を。枕、タオルケット、羽根布団、ヘッドホンがセッティングされていました。写真に写っていませんがスリッパもあり、けっこう丈夫で履き心地がよかったです。スリッパは持って降りハワイのホテルで使用しました。ハワイのホテルはスリッパがないところも多いので事前に調べておくといいですね。

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座った第一印象は「思ったより狭いな。」でした。特に手荷物を置くスペースがないので、最終的にはスマートフォンだけ持って、後のものは全て頭上の収納スペースに入れることにしました。

座って正面を見るとモニターの下にちょっとしたものを置くことはできます。但しフルフラットにした時は足先が入るスペースなので邪魔になるし、離着陸の時はバッグなどは頭上の収納スペースに入れるようにというアナウンスがあります。

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無理矢理、いろいろ入れてみました。やっぱり無理です。下段の履物を入れるであろうスペースも私の29cmのスニーカーがはみ出るのは仕方ないにしても、妻のスニーカーすら納まりきっていません。

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モニターの様子です。成田→ホノルルは飛行時間が短いため、モニターをオフにして寝ることをお勧めします。

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シートのサイドテーブル下にUSBポートとコンセントがあるのは便利です。

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モニターのリモコンです。これでモニターをオフにすることもできます。

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モニターリモコンの裏側です。ゲームもできますが、とりあえず寝ることをお勧めします。

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ヘッドホンです。長い間装着すると耳が痛くなりました。妻は平気だったので、私の頭が大きいせいでしょう。

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手元にあるシートのリモコンです。離着陸のポジションボタンとフルフラットボタンがわかっていれば、後は感覚的に理解できます。

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アメニティは缶に入っているものをCAさんが配ってくれました。この缶がまた邪魔になるので頭上の収納スペースに放り込むことになります。

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いろいろ入っていますが、私が使ったのは歯磨きセット、耳栓、ボールペンです。歯ブラシは旅行用のセパレートタイプですが、ぐらぐらして使いにくいです。ホテルでも使う予定でしたが、使用感の悪さに我慢できず結局買うことに。使用感にこだわりがある人は日本から持参することをお勧めします。

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UA902便 ビジネスクラスのベストな席はどこか?

恐らくどの席に座ってもプライベート感はないです。隣が空席なら話は別ですが。

UA902便のビジネスクラスには前向きに座る席と後ろ向きに座る席が混在しています。ユナイテッド航空のシートマップで見るとよくわかります。私達は前向きの席を選択しましたがこれは正解でした。安定飛行中は問題ないですけど、着陸してからもけっこう走行するので電車などで後ろ向きに座るのが苦手(酔いやすい)という人は前向きの座席を選択した方が無難です。

ここで、もう一度私達夫婦が座った席を確認します。06列のKJ席、座席選択する際に空いている中ではベストな選択だったという気持ちには今も変わりありません。

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実際の機内の様子です。私達の席の隣の4列シートが写っています。想像するより距離は近いです。お互いの動きもよく見えます。1歳前後の赤ちゃんを連れた4人家族が3席(夫婦+子供2人、赤ちゃんは抱いている状態)を使用しました。私達から一番遠い06列C席は男性客が1人で座りました。強制的に4人家族に組み込まれた感じが漂っていました。

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結局、ユナイテッド902便のビジネスクラスはカップル、ファミリー仕様なんですね。1人だと隣が空席でない限りある程度居心地の悪い思いを覚悟しないといけません。様々な要素が重なった結果、妻はほとんど寝ることができなかったそうです。

2列掛けシートも通路側の人がフルフラットかそれに近い状態にすれば、窓側の人がトイレに行くためには通路側の人を乗り越えるしか方法がありません。私より妻の方がトイレに行く回数は多いだろうと考え通路側に座ってもらったのですが、これも眠れなかった一因だったのでしょう。

機内の照明を落とした状態でも通路側の方が明るいです。そしてどうしても通路を挟んだ隣の席の動きが気になります。

 

それでも基本的にカップルの人は2列席を選択すべきです。乗り物に弱い人は前向きの座席を選択しましょう。乗り物酔いは心理的な作用も大きいので、どうしても後ろ向きが不安で後ろ向きの2列シートしか空きがないなら、前向きの4列シートにした方がいいです。2列、4列どちらにしてもプライベート感にたいした違いはないからです。

 

ファミリーの人は空きがあるなら4列シート一択でしょうけど、一人旅の場合は難しいですね。隣が空席なら4列シートの端もありだと思いますが、疑似ファミリーとして組み込まれる可能性は否定できません。特に子供が苦手という人にはお勧めできません。

トイレの不便ささえ我慢すれば二列シートの窓側が一番プライベート感は確保できます。でも、女性一人で横が知らない男性だと恐いかもです。サイドテーブルは共用で、シートリモコンがカップル仕様ですから。それならトイレに自由に行くことができる4列シートの端という選択の方がいいかもしれません。

機内で気になったこと

ビジネスクラスのトイレ事情

私が搭乗したユナイテッド航空902便はエコノミー、ビジネス、ファーストの間にカーテンはあるものの常時開いている状態でした。そのため、ビジネスクラスの人も1つしかないファーストクラスのトイレに行ってました。妻が言うにはCAさんが制止しているような感じの時もあったようですが、その辺りは非常に曖昧な感じです。そんなことにまで手が回らないのでしょう。

フライト時間が短いのでトイレに行く時間って集中するんですよね。ビジネスクラス40席に対して2つトイレがありますが、けっこう混雑してました。トイレは決して広くはありませんが、洗顔をしたり歯を磨くことは可能です。

ファーストクラスはそこまでの特別感はない

席は広いですが、ビジネスクラスとの境界は非常に曖昧です。支払う金額ほどビジネスクラスとのアドバンテージを感じることは難しいと思います。

ビジネスクラスのシートは意外に狭い

これは私の個人的な感想ですが、ジュニアヘビー級のプロレスラーみたいな体格の私にはシート幅が狭いと感じました。けっこう肩がつかえる感じです。男性で胸囲が110cm以上あるような人は同じ感想を持つと思います。

ハワイへの往路はビジネスクラスでもたいして眠れない

食事がコース料理になるので、前菜、メイン、デザートと食べるだけでもけっこうな時間が費やされます。着陸の1時間前には今度は軽食が提供されます。自分は食べなくても機内が明るくなり、食器とフォークやスプーンのカチャカチャする音、人が動く気配で高確率で目が覚めると思います。そもそものフライト時間が短いのでフルに寝るには食事を断るしかないと思いますが、せっかく乗ったビジネスクラスでそれはもったいないですよね。

足を上げておくことができるのでエコノミーより体が楽だとは思いますけど、心理的に食事をキャンセルし易いエコノミークラスの方が睡眠時間は確保できるかもしれません。

人は無意識に対価を求める

結局、私って欲深い人間なんですよね。支払った金額やマイルが多いほどより大きい対価を求めようとしてしまう気がします。1人65,000マイルでビジネスクラスでハワイに往復できるんだからそれで十分だったはずなのに、どこかで「もっと快適であるべきだ。」と思ってしまう自分がいるんです。下調べをし過ぎて期待値を上げ過ぎたのかもしれません。

空間に限りがある飛行機の中では、どうしたって自宅のリビングのように過ごしたり、自宅のベッドのように眠れるわけないのに(笑)。

陸マイラー活動をしていない妻の方が機内では楽しんでた気がします。ほとんど眠れなかったみたいですけど。フルフラットにすると寝れないらしいです。復路では少し角度がついてる方がよく眠れることに気付いたと話していました。万人に対してフルフラットがいいというわけではないようです。

それでもビジネスクラスは素晴らしい

ネガティブな感想が多かったかもしれませんが、私のように期待値を上げ過ぎないように意識的にそうしています。客観的に見てビジネスクラスでのフライトが素晴らしいのは、妻が喜んでくれたことでも明らかです。でも、それはラウンジ、チェックインの手続きや機内食など全てを総合してであって、フライトに関してはずっと乗っていたいとかそんなレベルではないです。私は早く地上に降りたかったし。飛行機は嫌いじゃないけど、そこまで好きでもないということがわかりました(笑)。