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コロナに負けないで人生を楽しむ方法を模索するブログです。

ザ・キタノホテル東京宿泊記

2019年11月の3連休初日に、ザ・キタノホテル東京に宿泊してきました。

ザ・キタノホテル ニューヨークと言えば、マンハッタン唯一の日系ホテルとして有名ですが、今年そのニューヨークのホテルと対をなすザ・キタノホテル東京がグランドオープンしたのです。

しかも、そのホテルが財界人や文化人に愛されたアパートメントホテル「北野アームス」を改築したものとなると興味が湧いてきます。ラグジュアリーブティックホテルをコンセプトとするザ・キタノホテル東京はどのようなホテルだったのでしょうか。

ホテルの立地

日本の政治の中枢、永田町に隣接するだけあり、ホテルの周辺は国会議事堂、自由民主党本部、警視庁などの建物が立ち並びます。ホテルの目の前に東京メトロの永田町駅があるためアクセスは悪くないと思います。

ザ・キタノホテル東京について

全72室のコンパクトなホテルであり、歩道に沿って建っているためエントランスのロータリーなどはなく車で訪れるには不便な印象です。

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ホテルエントランス、ロビー付近はシンプルながら清潔感のある造りでした。ドアマンも配されており、一定の高級感もあります。

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ホテル中心部には孟宗竹が植えられた吹き抜けがあります。写真は2階部分ですが、こちらにあるティーラウンジ佳風でウエルカムドリンクをいただくことができました。

2階には有名なスペイン料理のレストラン「サンパウ」も入店しており、朝食会場にもなっていました。

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ティーラウンジの様子とウエルカムドリンクの抹茶です。

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初めての訪問でしたが、アップグレードされプレミアフロア(客室階の最上階8階部分)のプレミアルームをアサインされました。低層階を条件に相場よりかなり安い金額で予約していたため運がよかったと思います。

部屋は個性的な間取りながら雰囲気は悪くありません。

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シンクが備え付けられていて便利でした。ミネラルウォーター、ネスプレッソ共に無料サービスです。

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チョコレートも添えられていました。

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種類は少ないのですが冷蔵庫の中のドリンクも無料サービスでした。

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オープンな洗面スペースは賛否が分かれる感じです。

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驚くべきはアメニティの充実度です。

シャンプー類は、ボタニカルにこだわりがあるイギリスのミラーハリスでした。

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アメニティ用のボックスが用意されており、中には定番のアメニティからアイマスク、リラクシングシート、マウスウォッシュ、バスソルトまで入っていました。

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バスルームのドアはガラス製であるため、ベッド方向からバスルーム内が丸見えでした。夫婦二人ならそう問題はないと思いますが、やはり賛否の分かれるところだと思います。

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バスルーム自体は洗い場があり、テレビまで備えられていて快適でした。

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遊び心もあります。

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トイレスペースも独立しており、蓋が自動で開く最新式のものでした。

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クローゼットはオーソドックスなタイプです。金庫もありました。

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ベッドは固めのマットでしたが寝心地は悪くありません。ベッドサイドにコンセントもあり新しいホテルらしく細かい部分が行き届いています。

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デスク周りです。

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窓際には松の盆栽が。

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客室層の最高階でも8階ですから景観は期待できませんが、この部屋は首都高とは反対側に位置していたため騒音は気になりませんでした。

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朝食付きのプランでしたので、朝食風景も。

サンパウでの朝食はブッフェ形式ではなく、コンチネンタル、アメリカン、ジャパニーズの3種類からの選択方式でした。

写真はアメリカンのものです。ブッフェ形式も心躍るものがありますが、普段からボリュームのある朝食は食べないため、こういったスタイルの朝食の方が私には向いているのかなと思います。

もっともアメリカンは、けっこうなボリュームだったので、この後なかなかお腹が空かずコンチネンタルでもよかったかと反省しましたが。

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宿泊の感想

ハード的には優れたホテルだと思います。やはり新しいホテルは快適だなと感じました。

ただ、ソフト的には問題がある印象です。スタッフのやる気がないとかいう話ではなくて、ホテルとしてのシステムが構築されていない、ノウハウが蓄積されていない感じがダイレクトに伝わってきますし、トラブルがあると途端にバタバタ感がでてきます。

これが新規にオープンしたビジネスホテルなら「まあ、最初はこんなものだろう。」と思うのですが、ザ・キタノホテル ニューヨークのイメージや北野アームス所縁のホテルという期待感があるだけに「うーん。」となってしまう瞬間がありました。

 

フラットに新規開業したホテルという視点で見ると、悪いホテルとは思いませんでしたから機会があればまた宿泊したいと思いますし、今後どのようなホテルに成長するのか楽しみなホテルでもあります。