グアムでのチップについて考えてみました
グアムはアメリカの準州で、アメリカの海外領土です。準州ということでいろいろな制限があり、例えばグアムの住民はアメリカ大統領選挙の投票権を持ちません。
通貨はアメリカ合衆国ドルで、チップの文化もあります。日本人には馴染みがないこのチップという制度。要はサービスを受けた時に感謝の気持ちを込めて少額の紙幣を渡すというものなんですが、私も苦手です。
ただ、私の経験上、グアムではあまりチップの心配をしなくても大丈夫です。今回はその理由などについて書いてみたいと思います。
グアムでチップに神経質になる必要がない理由
グアムの主要産業は観光です。島民の60%が観光業に携わっていると言われています。そして、グアムを訪れるのは日本、韓国などチップ文化を持たない国からの観光客が圧倒的に多いです。ですから、現地の人はチップ文化を持たない人の対応に慣れてるんですね。
慣れてるから、レストランなどはそもそもチップ込みで請求されることが多いし、チップをもらえなかったからといって、あからさまに不快な態度をとったりすることもまずありません。
そのことに甘えてチップを渡す必要がないというわけではなくて、チップが必要になる機会があまり多くないのがグアムだと思います。
グアムでのチップの目安について
ガイドブックなどにも載っていると思いますが、ここはグアム政府観光局の公式サイトから引用したいと思います。
チップに関しては個人差も大きく、これといった正解がないのがリアルなところだと思います。以下はグアムでの私の個人的な経験です。
私の場合、空港からホテルの送迎バスの運転手さんに対してチップを渡したことはありません。また、私が見た範囲では渡す人はいませんでした。
最近はレオパレスリゾートグアムに宿泊することが多いのですが、敷地内を走るカートや車に乗せてもらってもチップを渡したことはありませんし、渡す人を見たことがありません。荷物に関してもフロントから部屋まで運んでくれればチップを渡しますが、単に車から降ろしてくれただけなら渡したことはありませんし、渡す人も見たことがありません。
枕銭とかピローチップと呼ばれるベッドメイキングなどをしてくれる清掃係の人に対するチップはベッド側のテーブルに置くようにしています。このチップについては、日本の観光業者が主導して始めたなどという説もあるようで、アメリカ本土でも賛否が分かれるとかそもそもそのような習慣がないというような話も目にしますが、グアムにおいては政府観光局の公式サイトに載る程度に一般的なものと思います。個人的にも滞在した部屋の清掃をしてもらっているという感謝の気持ちがあるので、多少清掃に難があったとしても欠かしたことがありません。金額は2名分で3ドルが多いです。私は出発日の朝も置くようにしています。
レンタカー派なのでタクシーのチップについてはわかりませんが、無料巡回バスなどはチップを払う人はほとんどいないのではないかと思います。私も乗車したとしてもチップは払わないと思います。
食事はフードコートではチップは不要です。ファーストフード店などはレジ横にチップを入れるボックスを用意しているところもあると思いますが、私は払ったことがありません。レストランでも私が利用するところは全てチップ込みで請求されたので、食事に関してグアムでチップを払ったことがありません。
ショッピングモールやスーパーマーケット、ABCマートでの買い物に関してはチップを払う必要はありません。
射撃場でもチップを払うような雰囲気でもなかったので料金に含まれていると解釈して渡しませんでした。明細がなかったので本当のところはわかりませんが。
というわけで、私が2019年5月のグアム滞在中に払ったチップは、ホテルのピローチップだけでした。こちらは手渡すわけではないので、チップを払ったという実感はあまりありません。
レストランでのチップについて
グアムのレストランでは、少なくとも観光客向けにはチップを上乗せして請求しているところが大部分だと思います。「Gratuity」とか「Service Charge(SVC)」と明細に書かれていることが多いです。
ルビーチューズデーの場合
グアムでは有名なショッピングモール「グアムプレミアアウトレット(GPO)」と同じ敷地内にあるカジュアルレストラン「ルビーチューズデー」のレシートです。
10%のチップ込みで請求されています。一般的にレストランでのチップは10~15%と言われることが多いため良心的な金額だと言えます。
こちらのルビーチューズデーはステーキが美味しいと評判で、私もステーキが食べたい時は訪問するようにしています。
この時はトップサーロインを注文しました。ステーキが小さく見えるかもしれませんが、付け合わせがボリューミーなせいです。私は決して小食ではないですが、このプレートとドリンクだけで十分満足できました。頼み過ぎないように注意してくださいね。
デュシタニグアム内「アクア」の場合
こちらもチップ10%込みで請求されました。このようにグアムではチップ込みの請求であることがほとんどだと思われます。
アクアはサンセットを見るには最高のロケーションでした。20%割引で食事する方法があるため下の記事を参考にしてください。
チップについては個人的な感覚の違いが大きいですが、グアムではあまり神経質になる必要はないと思います。サービスが緩い分、他者に関しても寛大なのがグアムのよいところです。
ぜひ、グアムを訪れて南国リゾートを満喫してみてください。