Life=Risk

コロナに負けないで人生を楽しむ方法を模索するブログです。

グアムのロスドレスフォーレスは恐るべき魔物の巣窟でした、私が妻を奪還した方法は?

2018年7月のグアム旅行で妻に行ってみたい場所を尋ねたら「ロスドレスフォーレス!」と言われました。私もショッピングモールマニアの端くれですから、この勝負受けて立つしかありません。

私はバランス重視型の性格なので、ショッピングモールもとにかく全店舗を回りたいタイプです。その分1店舗1店舗にかける時間は短めで、見て回ったことに満足してあまり物を買うということはありません。

妻は一極集中型なので、1店舗にはまるとそこで目一杯時間を費やします。結果的に時間が不足して全ての店舗を回れなかったとしてもよい買い物ができれば満足できるタイプです。

勝負は準備段階から始まっています

私と妻はショッピングの時は別行動をすることが多いです。自宅用の雑貨や食料品などは一緒に見ますが、個人的に興味があるようなものはお互いが別々にチェックします。これは日本でも同じスタイルなので、海外でも踏襲しています。旅行というのは慣れない場所でトラブルもつきものですし、体力も消耗しがちで些細なことで険悪な雰囲気になってしまうこともあります。経験を重ね既に完成したスタイルを大きく変えるのはストレスのもとでリスクと言えるでしょう。

別行動をするためにもっとも重要なものは連絡手段です。海外ならお互いがラインアプリを使うことができるというのが最低条件です。ショッピングモールなどの無料WiFiはあまり信用していないので、今回はワイホーのレンタルWiFi2台を確保しました。レンタルWiFiは複数人でつなぐことができるため、1人1台という選択は不経済にも思えますが、私達にとっては重要な部分なのでコストダウンは考えません。

何にどれだけコストをかけるかというのは人それぞれで、特に旅先では満足感という指標を無視すべきではないと考えています。南国リゾートでどうしてもオープンカーに乗りたいという人に、いくら安いからと言って格安レンタカーのセダンを勧めても意味がないということです。

事前のリサーチも重要です。発生するトラブルを予測して対策を練っておく、複数のプランを用意する、スケジュールを決め過ぎない、どれも旅行を重ねてきて学習したことです。

時として現実は予想を超える時があります

全く干渉しないで妻のショッピングを見守った場合どうなるか?

これは以前に某アウトレットモールで試したことがあるのですが、約6時間程度で満足しました。1店舗であれば最大2~3時間程度です。更に今回は南国グアムということで妻の足もとはサンダルでした。私はスニーカーを選択したのでかなり有利です。サンダルとスニーカーではクッションが全く違うので足の疲労度は雲泥の差ですから。

 

決戦の地、グアムプレミアアウトレットです。大きく看板が出ているようにこのモールのメインはロスドレスフォーレスです。他の店舗は小粒で店舗数も多くないのでバランス型全体型の私には不利、一極集中型の妻に有利です。

ロスドレスフォーレスはマイクロネシアモールにもありますが、こちらはモール全体の店舗数が多いので条件は5分といったところです。

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グアムプレミアアウトレットの敷地内には別建物でフォーエバー21もあり、こちらも妻の好きな店舗なので不確定要素としてチェックしていました。しかし、フォーエバー21は日本にもかなり店舗がありさほど珍しくないのでドラクエで言えばスライムのようなものです。妻は目新しいものを好む傾向があるので、吸い込まれたとしてもさほど時間を要することはないと読んでいましたし実際その通りでした。

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危険を感じたのはやはりラスボス的存在であるロスドレスフォーレスの店内を見た時でした。ファッションと雑貨の圧縮陳列、無秩序に並んだ様子はさながらファッション偏向型ドンキホーテです。一目で危険な存在であることを察知しました。妻がこんな玉石混交な店舗で宝探しにはまってしまったら私は圧倒的に不利です。

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ラインが使える環境は素晴らしい!!

私達のようなスタイルでショッピングをする者にとってはラインアプリの存在は大きいです。テキストメッセージだけでなく画像を送ることも通話することもできる万能通信ツールですから。

お互いに別々にショッピングをすると言っても時には感想を求めたい時もあります。一例ですが、私の歯に衣着せぬ感想をご覧ください。ちなみにあくまで感想であって妻の中では既に心が決まっているので、私の感想で決定事項が変更される確率は恐らく数パーセント以内かと心得ています。

重要なのは内容よりレスポンスタイムです。かなり優秀だと自負しています。

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私が妻とラインでやり取りしつつモールをぶらぶらしていると3人組の日本人女性が「ラインがつながらなくて、他のメンバーと連絡がとれない。」と嘆いていました。予想していたより見るべきところがなくて時間を持て余してしまったようです。グアムプレミアウトレットも条件次第で無料WiFiが使えるようですが海外の無料WiFiって通信が安定しないことも多いんですよね。通信環境のためのコストを下げようと考えるとある程度のリスクも負わなければなりません。

妻を奪還するための方法は?

ロスドレスフォーレスは予想以上の魔物の巣窟でしたが、私には経験という武器があります。私が編み出した方法は「ボジティブに誘導する」です。

誰だって楽しい体験をしている時に「もういい加減にしたら?」「そろそろいい?」「予定が詰まってるから。」みたいな言葉を言われたくはないはずです。であるならば、かけるべき言葉は「評判のいいお店があるんだけど食事に行こうか?」「マイクロネシアモールのロスドレスもすごいらしいよ。行ってみようか?」「タモン湾のサンセットはきれいなんだって。見に行ってみない?あの辺りはショップも多いし。」のようなより楽しい体験を予感させるような言葉がいいでしょう。

今回のグアム旅行もトラブルとも夫婦喧嘩とも無縁でした。以前、娘に両親がけんかする姿を見た記憶がないと言われたんですが私も妻と最後にけんかをしたのがいつだったかもう思い出すことができません。

昔はけんかした時のルールっていうのもあって、お互いにどんなに腹が立っていてもハグしたらノーサイドでそれでおしまいというものでした。試す機会はないかもしれませんが、このルールってまだ生きているのかなと少し気になります。